ホームページ制作のスケジュール

ホームページのスケジュールはどうやって決まるのでしょうか。

ホームページ制作をスタートさせる場合には、まずホームページをいつ公開したいか、という話が出ます。
例えば商品のリリースが決まっていて、それと同時にホームページを公開したい、という理由があったり、会社のブランディングが大きく変わるからそれに合わせてホームページを公開したい、などいつまでに公開しないといけない、という理由が存在する場合があります。

こういった場合には、その期日に合わせてホームページが公開できるように段取りをします。
ただし、公開までの日数が少ない場合には、その期間で出来ることに限りがありますので、じっくりコンセプトを考える時間がなかったり、デザインのチェックをする時間が足りない、などスケジュールに左右されて動くことになります。

急いでホームページを作ると、十分に話し合いが持てない場合も多いため、出来るだけスケジュールに余裕を持って作ることをおすすめします。

また特にスケジュールが決まっていない状態でホームページ制作を進める場合もあります。

この場合は、どういった内容のホームページを制作するのか、によってスケジュールが決まります。例えば、特にシステムも入らずただシンプルなコーポレートサイトですと、以下の工程が考えられます。

①企画構成
②デザイン制作
③構築

ページ数によっても制作期間が変わりますが、大体3ヶ月程で完成します。

この他に例えばコーポレートサイトでは、ブログを設置したり、住宅系の会社ですと施工事例というコンテンツを用意する場合があります。

この場合には、どういった更新システムを用意するか、カスタマイズするか、社内更新はどうするか、といった話し合いがありますので、スケジュールとしては3ヶ月よりも長くなる場合があります。

またシステム構築の場合は、WordPress等のよく使われているシステムを使うか、独自でシステムを作るかによっても大きく変わってきます。

会社の規模や、ホームページの出来上がりのイメージ等によって仕様が変わるために、スケジュールは、ホームページの要件が詳細に決まらないと出すことが難しい傾向にあります。

ホームページの種類には、先ほどお伝えした3工程の他にも、ECサイトを制作したいというお客様もいます。ECサイトの制作を考えている場合には、決めることが多いため、十分に余裕をもったスケジュールを作ることをおすすめします。

ECサイトには、先ほどの①企画構成の工程がとても重要です。
お客様の個人情報の管理をどうするのか、といった問題や、どういった情報をECサイトに掲載するのか、商品が良く見えるように全写真を撮影し直したい、という場合もあるかもしれません。

またECサイトを制作する場合は、同時にコーポレートサイトも制作したり、ブランディングを再度行う場合など、案件の規模も大きくなる傾向にあります。

ホームページが完成しても、商品の情報をECサイトに入力したり、情報のチェックを行ったりと以外と細かい作業があります。
どういった作業が発生するのか出来る限り事前に洗い出しながら、余裕を持ったスケジュールが必要です。

話は少し戻りますが、ホームページを急いで作りたい、という場合もよくある話ですので、どういった方法で進めるかをお伝えします。
要望としては、会社を立ち上げたばかりで、とりあえずでいいのでホームページがほしい、といった具合です。あと1ヶ月後にはホームページが見れるようにしたい、といった急ぎのパターンもあります。

こういった場合は、ホームページ制作の全工程を丁寧に進めていくのではなく、省ける工程は省き、効率よく進めていきます。
例えばホームページのデザインには、オリジナルで世界に1つだけのデザインを作る場合と、テンプレートデザインといって、既に存在しているデザインを利用して制作するデザインというものがあります。

もう少し詳しく説明すると、ホームページの枠組みが既に決まっています。ロゴはこの場所に入れて、トップページのコンテンツはこの場所に入れる、など構成や枠組みがあるので、そこに情報を入れていくのみです。
このテンプレートを使うと、デザインという工程は省くことができるので、スピードアップ出来ます。

デザインというのは、色味や構成、コンテンツの配置など、1から制作すると時間がかかります。またデザインを最初にお客様に提出した後も修正を繰り返し、仕上げるので、そのやりとりを含めて数ヶ月に及ぶこともあります。時間をかけてオリジナルで良いものが出来ればそれで問題はないのですが、時間がかけられない場合は、この工程を短縮してしまい、制作を進めていくとスケジュールが縮まります。

こういったテンプレートを使うと、急いでホームページを作りたいというご要望にお応えすることができます。

では、ホームページがスケジュール通りに完成しない場合もあるのでしょうか。
実際には、〇月に公開と決めていてもそのスケジュール通りに進まないことはあります。

その原因は様々ありますが、例えばホームページに入れる原稿がお客様で中々準備ができず、遅れてしまったのでその後のデザイン以降のスケジュールに影響が出てしまった、という場合があります。
ホームページ制作では原稿をお客様で用意する場合と、用意することが難しい場合は、ライターに依頼する場合もあります。
原稿の用意については、会社や担当者ごとに事情は様々で、すぐに用意できる場合もあれば、時間がかかる場合もあります。スケジュールに影響が出ないためにも、どれくらいで用意できるかは事前に把握しておくとスムーズです。

他にスケジュールが遅れる原因としては、デザインの工程です。ホームページのデザインの初稿を提出してから、お客様に確認していただく工程ですが、まずはデザインのチェックに時間がかかるパターンです。担当者が複数いる場合や、上司や代表者のチェックなど、様々な人にチェックをしてもらっていると、意外と時間はかかります。
また、デザインの修正回数がかなり多い場合もスケジュールが遅れる原因です。
修正箇所が多かったり、問題なかったデザインが後で修正箇所に変わる、など様々な要因でデザインの修正回数が増えると、スケジュールに影響が出ます。

スケジュール通りにいかない場合は、例えば余裕を持っていたスケジュールを少し見直したり、公開日がどうしても動かせない場合には、ホームページの中で、準備中のページを作るなど、完成されたホームページではないですが、今出来る範囲で公開する場合もあります。

これまでホームページのスケジュールについてお伝えしてきましたが、一番重要な点は、目的を達成できるホームページを制作するために、可能なスケジュールを組むことです。ホームページを制作する場合には、様々な場合を考えて余裕を持ったスケジュールを組みましょう。

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