業者の選び方とは、「ホームページ制作 大阪」などで検索して、ただ良さそうだかたという理由だけで決めるだけではありません。それでは「あれ?思ったより上手く行かないな」という事態になり兼ねません。
失敗しない業者の選び方
業者選びの前に、まずは以下の3つを自社で決定しておきましょう。
1、目的
2、納期
3、予算
この3つです。また余裕があれば3つの優先順位を決めておくと尚いいです。
では順番に解説していきます。
1、目的
ホームページを作る目的は、会社やお店によって様々ですが以下が具体的な例ではないでしょうか。
〇よい例
・ホームページで集客して売上に繋げたい
・学生に分かりやすく、採用情報を充実させたい
・会社の知名度を上げるために、ホームページを立ち上げたい
・自分たちで更新できるようにしたい
この目的が具体的であればある程、ホームページ制作の意図がはっきりしていきます。
では反対に、よくある目的の設定例を見てみましょう。
✕よくない例
・とりあえず提案が欲しい
・よく分からないので、参考のサイトをいくつか見せてほしい
・コストもデザインも安くていいものが良い
・見た目が古いので新しくしたい
・スマホ化していないので、スマホ対応させたい
よい例もよくない例も目的はあるのですが、よい例では「具体性がある」だけで「何をしたいのか」がよく分かりますよね?
逆に、「見た目を新しくしたい」などの手段が目的になっている抽象的な内容は、失敗する可能性が高いです。
ただ、弊社が問い合わせで多く受けるのはよくない例の質問です。
こういった、良くない例が少しでも減っていくように、何を強化したいのかよく考えてほしいと思います。
〇集客したい=なぜなのか?=売上をあげたい(目的)
✕スマホ化したい=なぜなのか?=ターゲットのほとんどがスマホで見るから(手段)
会社の売上なのか、人材採用なのか、何のためのホームページなのか具体的に考えましょう。
2、納期
納期とは、制作したホームページをいつまでに一般公開するのか。という期日を設けることです。どんな仕事にも「いつまでに完成させるか」という〆切があると思います。ホームページも同じです。
では、どう設定すればいいか考えてみましょう。
〇よい納期の設定例
・今年の4月頭にはオープンしたい
・来年の1月末までに納品してほしい
✕よくない納期の設定例
・出来るだけ早く公開したい
・今年の春頃までに納品希望(3~4月)
この納期設定もまた、実際の問い合わせで寄せられるのは、よくない例が多いです。
アバウトに伝えると、追加の対応ができない場合があります。
制作側は、余裕をもってスケジュールを組むことがほとんどですので、急ぎの場合も急ぎでない場合も、具体的な日時を設定しておきましょう。
3、予算
予算といっても、初めての場合どのくらいになるか分からないケースも多いと思います。
その場合は、会社内である程度の限度額を決めておき、ボーダーラインを自社で考えておきましょう。
どうしても分からない場合は、相場を調べてもいいかも知れませんね。
〇よい予算の設定例
・100万までに抑えたい
・30~50万で、自社更新できるようにしたい
✕よくない予算の設定例
・なるべく安くお願いしたい
・とりあえず制作会社に聞いてみてから決めよう
などなど。
上記で取り上げた3つの設定例の内、よくない例での問い合わせが圧倒的に多いのが実情です。抽象的な質問内容や用件というのは、貴社にとっても制作側にとっても時間のロスになってしまいます。
まずは、自社で何をしていきたいのか、そのための手段として何が必要なのかを明らかにしてみてくださいね。
さて、3つの要件を固まればいよいよ業者選びとなります。
業者選びといっても【目的・納期・予算】が決まっているのであれば、それが実現できる会社を選定するだけのことなのです。
中でも、納期を優先にするのか、予算を優先にするのかで業者に対する希望の出し方も変わるでしょう。
優先順位を決めてみる。
~目的を一番重視する場合~
重要なポイント「伝えたい内容が最大限伝えられるかどうか」
制作側でいうところの”コンテンツ重視”となります。
コンテンツとは、「貴社の強み」「製品情報」「会社概要」「採用情報」「お客様の声」など、貴社のホームページに必要となるページ全般のことを言います。
基本的には、制作側が提案し、その提案内容に基づき制作していくことになるのですが、中には「ここのこのサイトみたいにしてほしい」といったこだわりが強いお客様もいらっしゃると思います。
その際に、それが重要なのか?重要な場合はどういった点が重要なのか?といった意図を解説できる業者がどうかを、見極める必要があります。
~納期を一番重視する場合~
重要なポイント「制作側と依頼側のスケジュールが合うか」
例えば、制作期間を3ヶ月とした際に、貴社の要望と制作側の要望がマッチするかどうか
制作側が繁忙期なら、対応できる時間も限られる訳ですから選定のポイントになりますよね。
~予算を一番重視する場合~
重要なポイント「価格に見合った内容かどうか」
価格が安いことに越したことはないですが、安かろう悪かろうという事も想定できる訳です。なので、その価格でどんな内容の制作をしてくれるのかということが選定ポイントになるでしょう。
お伝えしておきたいのですが、ホームページ会社というのは、あくまで貴社の売上を促進する訳ではなく、そのための知恵を共有するだけに過ぎません。
実際に運用をしていくのも、今後のホームページをどのように育てていくのかも、ホームページを依頼する側に委ねられるのです。
安く早く済ませたいのなら、個人制作会社でもいいと思います。
ですが、安く早く済ませるということは、それだけ保障がない状態が伴うということ。
反対に、ゆっくり良いものを、ある程度のコストを覚悟で制作する場合においても、目的・納期・予算は明確にしておきたいものです。
まとめ
ホームページの制作会社は個人や法人など、規模や体系により営業方法も納期も予算も異なります。自社の目的が決まったら、その目的に沿う制作会社選びをしていきましょう。
また、優先順位を明確にしておき、選定する会社を絞れるようにしておきましょう。